【活用ガイド】

JVNDB-2015-006763

Phusion Passenger の agent/Core/Controller/SendRequest.cpp におけるアプリケーションに渡されるヘッダを偽造される脆弱性

概要

Phusion Passenger の agent/Core/Controller/SendRequest.cpp には、Apache の統合 (integration) モード、またはフィルタリングプロキシ無しのスタンドアロンモードで使用される場合、アプリケーションに渡されるヘッダを偽造される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Phusion B.V.
  • Passenger 4.0.60 未満
  • Passenger 5.0.22 未満の 5.0.x

想定される影響

第三者により、HTTP ヘッダ内で - (ダッシュ) 文字の代わりに _ (アンダースコア) 文字を使用されることで、アプリケーションに渡されるヘッダを偽造される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Novell Phusion B.V.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7519
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7519
更新履歴

  • [2016年01月14日]
      掲載