【活用ガイド】

JVNDB-2015-006576

Samba における暗号化から非暗号化するダウングレード攻撃を実行される脆弱性

概要

Samba は、暗号化されているが未署名の接続をサポートするため、暗号化から非暗号化する (encrypted-to-unencrypted) ダウングレード攻撃を実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 3.x
  • Samba 4.1.22 未満の 4.x
  • Samba 4.2.7 未満の 4.2.x
  • Samba 4.3.3 未満の 4.3.x

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、クライアント-サーバデータストリームを変更されることで、暗号化から非暗号化する (encrypted-to-unencrypted) ダウングレード攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5296
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5296
更新履歴

  • [2016年01月05日]
      掲載