【活用ガイド】

JVNDB-2015-006575

Samba の smbd の vfs.c におけるファイルへのアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Samba の smbd の vfs.c には、特定の部分文字列関係を持つ共有名が存在する場合、ファイルへのアクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 3.x
  • Samba 4.1.22 未満の 4.x
  • Samba 4.2.7 未満の 4.2.x
  • Samba 4.3.3 未満の 4.3.x

想定される影響

第三者により、共有外を指すシンボリックリンクを介して、ファイルへのアクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5252
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5252
更新履歴

  • [2016年01月05日]
      掲載