【活用ガイド】

JVNDB-2015-006569

Linux Kernel の drivers/net/ppp/pptp.c の pptp_bind および pptp_connect 関数におけるカーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/net/ppp/pptp.c の (1) pptp_bind および (2) pptp_connect 関数は、アドレス長を検証しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得され、KASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 2.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.3.3 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得され、KASLR 保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8569
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8569
更新履歴

  • [2016年01月05日]
      掲載