【活用ガイド】

JVNDB-2015-006566

Linux Kernel の net/rds/sendmsg.c の rds_sendmsg 機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/rds/sendmsg.c の rds_sendmsg 機能には、競合状態により、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-6937 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.3.3 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、適切にバインドされなかったソケットを使用されることで、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7990
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7990
更新履歴

  • [2016年01月05日]
      掲載