【活用ガイド】

JVNDB-2015-006465

GNU C Library の Name Service Switch の nss_files/files-XXX.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) の Name Service Switch (NSS) の nss_files/files-XXX.c 内の get_contents 関数には、サービス運用妨害 (ヒープ破損) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.20 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 7)

想定される影響

ローカルユーザにより、NSS ファイルデータベースの過度に長い行を介して、サービス運用妨害 (ヒープ破損) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5277
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5277
更新履歴

  • [2015年12月21日]
      掲載