【活用ガイド】

JVNDB-2015-006454

PHPMailer における CRLF インジェクションの脆弱性

概要

PHPMailer には、CRLF インジェクションの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2012-0796 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 6.0
  • Debian GNU/Linux 7.0
  • Debian GNU/Linux 8.0
PHPMailer project
  • PHPMailer 5.2.14 未満

想定される影響

攻撃者により、以下の CRLF シーケンスを介して、任意の SMTP コマンドを挿入される可能性があります。

(1) class.phpmailer.php の validateAddress 関数の電子メールアドレスの CRLF シーケンス
(2) class.smtp.php の sendCommand 関数の SMTP コマンドの CRLF シーケンス
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian PHPMailer project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8476
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8476
更新履歴

  • [2015年12月18日]
      掲載

公表日2015/11/01
登録日2015/12/18
最終更新日2015/12/18