【活用ガイド】

JVNDB-2015-006450

Grub2 における整数アンダーフローの脆弱性

概要

Grub2 には、整数アンダーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • Fedora 23
GNU Project
  • GRUB 2 1.98 から 2.02
オラクル
  • Oracle Solaris 11

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、(1) grub-core/normal/auth.c の grub_username_get 関数、または (2) lib/crypto.c の grub_password_get 関数のバックスペース文字を介して、"二つずれ (Off-by-two)"、または "Out of bounds overwrite" メモリエラーを誘発されることで、認証を回避され、重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (ディスク破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project GNU Project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8370
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8370
  2. 関連文書 : Back to 28: Grub2 Authentication 0-Day
更新履歴

  • [2015年12月18日]
      掲載
    [2016年01月28日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - January 2016) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - January 2016 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (January 2016 Critical Patch Update Released) を追加