【活用ガイド】

JVNDB-2015-006375

PHP の ext/phar/util.c の phar_get_entry_data 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の ext/phar/util.c の phar_get_entry_data 関数には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.5.30 未満
  • PHP 5.6.14 未満の 5.6.x
アップル
  • Apple Mac OS X 10.11
  • Apple Mac OS X 10.11.1

想定される影響

第三者により、Link インジケータが存在しないファイルを参照する巧妙に細工された TAR アーカイブのエントリを伴う .phar ファイルを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7803
参考情報

  1. JVN : JVNVU#97526033
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7803
更新履歴

  • [2015年12月15日]
      掲載