【活用ガイド】

JVNDB-2015-006184

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 などの製品で使用される Microsoft VBScript および JScript エンジンにおけるプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 およびその他の製品で使用される Microsoft (1) VBScript および (2) JScript エンジンには、プロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「スクリプト エンジンの情報漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • JScript 5.7 (Internet Explorer 7)
  • JScript 5.8 (Internet Explorer 8)
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 10)
  • VBScript 5.7 (Internet Explorer 7)
  • VBScript 5.8 (Internet Explorer 8)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、プロセスメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-124
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-126
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-124
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-126
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6135
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6135
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年12月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0041
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-124,125,126,127,128,129,130,131,132,133,134,135)(2015年12月09日)
更新履歴

  • [2015年12月10日]
      掲載