【活用ガイド】

JVNDB-2015-006153

Microsoft Silverlight における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Silverlight には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (out-of-bounds read または書き込みアクセス) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Silverlight RCE の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Silverlight 5
  • Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime

すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントおよびサーバ、および Mac にインストールされている、バージョン 5.1.41105.00 未満の Silverlight 5 が本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

第三者により、不特定の開くおよび閉じるリクエストを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (out-of-bounds read または書き込みアクセス) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-129
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-129
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6166
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6166
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年12月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0041
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-124,125,126,127,128,129,130,131,132,133,134,135)(2015年12月09日)
更新履歴

  • [2015年12月10日]
      掲載
    [2016年01月15日]
      影響を受けるシステム:内容を更新