【活用ガイド】

JVNDB-2015-006097

Google Chrome の PDFium で使用される OpenJPEG の dwt.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Google Chrome の PDFium で使用される OpenJPEG の dwt.c 内の opj_dwt_decode_1* 機能には、サービス運用妨害 (配列の領域外へのアクセス) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 47.0.2526.73 未満

想定される影響

第三者により、離散ウェーブレット変換中に誤って処理される巧妙に細工された JPEG 2000 データを介して、サービス運用妨害 (配列の領域外へのアクセス) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6776
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6776
更新履歴

  • [2015年12月08日]
      掲載