【活用ガイド】

JVNDB-2015-006080

Debian dpkg の dpkg-deb コンポーネント内の dpkg-deb/extract.c における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Debian dpkg の dpkg-deb コンポーネント内の dpkg-deb/extract.c の extracthalf 関数には、一つずれエラー (Off-by-One error) により、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 15.10
  • Ubuntu 15.04
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 12.04 LTS
Debian
  • dpkg 1.16.17 未満の 1.16.x
  • dpkg 1.17.26 未満の 1.17.x

想定される影響

第三者により、"old-style" Debian バイナリパッケージ内のマジックバージョン番号のアーカイブを介して、スタックベースのバッファオーバーフローを誘発されることで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0860
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0860
更新履歴

  • [2015年12月07日]
      掲載