【活用ガイド】

JVNDB-2015-006047

CloudBees Jenkins におけるスレーブからマスターへのアクセス制限を回避される脆弱性

概要

CloudBees Jenkins には、スレーブからマスターへのアクセス (slave-to-master access) 制限を回避される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-3665 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム


CloudBees
  • Jenkins 1.638 未満
  • Jenkins LTS 1.625.2 未満

想定される影響

攻撃者により、JNLP スレーブを利用されることで、スレーブからマスターへのアクセス (slave-to-master access) 制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CloudBees レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5325
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5325
更新履歴

  • [2015年11月30日]
      掲載
    [2016年02月04日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0070) を追加