【活用ガイド】

JVNDB-2015-006021

Windows 上で稼動する NVIDIA GPU グラフィックスドライバのコントロールパネルの Smart Maximize Helper における権限を取得される脆弱性

概要

Windows 上で稼動する NVIDIA GPU グラフィックスドライバのコントロールパネルの Smart Maximize Helper (nvSmartMaxApp.exe) には、引用符で囲まれていない Windows 検索パスにより、権限を取得される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-428: Unquoted Search Path or Element (引用されない検索パスまたは要素) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/428.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


NVIDIA
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R340 341.92 未満 (Windows)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R352 354.35 未満 (Windows)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R358 358.87 未満 (Windows)

想定される影響

ローカルユーザにより、トロイの木馬のアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

NVIDIA
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7866
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7866
更新履歴

  • [2015年11月26日]
      掲載