【活用ガイド】

JVNDB-2015-006019

NVIDIA GPU グラフィックスドライバのホストメモリマッピングパス機能における権限を取得される脆弱性

概要

Linux 、GRID vGPU および vSGA 用の NVIDIA GPU グラフィックスドライバのホストメモリマッピングパス機能は、サードパーティ製のデバイス IO メモリへのアクセスを適切に制限しないため、権限を取得される、サービス運用妨害 (リソースの消費) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


NVIDIA
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R346 346.87 未満 (Linux)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R352 352.41 未満 (Linux)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R352 352.46 未満 (NVIDIA GRID vGPU/vSGA)

想定される影響

攻撃者により、follow_pfn カーネルモード API コールに関する不特定の要因を介して、権限を取得される、サービス運用妨害 (リソースの消費) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

NVIDIA
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5053
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5053
更新履歴

  • [2015年11月26日]
      掲載