【活用ガイド】

JVNDB-2015-005986

Apache CXF の SAML Web SSO モジュールにおける認証を回避される脆弱性

概要

Apache CXF の SAML Web SSO モジュールは、"ラッピング攻撃 (wrapping attacks)" に関する処理に不備があるため、認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache CXF 2.7.18 未満の 2.7.x
  • Apache CXF 3.0.7 未満の 3.0.x
  • Apache CXF 3.1.3 未満の 3.1.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、署名された有効なアサーションを持つ巧妙に細工された SAML レスポンスを介して、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5253
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5253
更新履歴

  • [2015年11月20日]
      掲載