【活用ガイド】

JVNDB-2015-005978

libxml2 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libxml2 は、無効な入力の構文解析を適切に停止しないため、サービス運用妨害 (out-of-bounds read および libxml2 のクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 15.10
  • Ubuntu 15.04
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 12.04 LTS
xmlsoft.org
  • libxml2 2.9.2

想定される影響

攻撃者により、parser.c の (1) xmlParseEntityDecl または (2) xmlParseConditionalSections 関数への巧妙に細工された XML データを介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds read および libxml2 のクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNOME Project xmlsoft.org ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7941
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7941
更新履歴

  • [2015年11月20日]
      掲載
    [2015年12月22日]
      ベンダ情報:xmlsoft.org (v2.9.3: Nov 20 2015) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:2550) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:2549) を追加
    [2016年02月02日]
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2016-3) を追加