【活用ガイド】

JVNDB-2015-005950

GNU Compiler Collection の libstdc++ の std::random_device クラスにおけるランダム値を予測される脆弱性

概要

GNU Compiler Collection (別名 GCC) の libstdc++ の std::random_device クラスは、ブロックされたソースからの過度に短い読み込み (short read) を適切に処理しないため、ランダム値を予測される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU GCC 4.9.4 未満

想定される影響

攻撃者により、ランダム値を予測される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5276
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5276
更新履歴

  • [2015年11月19日]
      掲載