【活用ガイド】

JVNDB-2015-005936

Linux Kernel の KVM サブシステムおよび Xen におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の KVM サブシステム、および Xen には、svm.c に関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (ホスト OS のパニックまたはハング) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.2.6 まで
Xen プロジェクト
  • Xen 4.3.x から 4.6.x
オラクル
  • Oracle VM VirtualBox 4.0.36 未満
  • Oracle VM VirtualBox 4.1.44 未満
  • Oracle VM VirtualBox 4.2.36 未満
  • Oracle VM VirtualBox 4.3.34 未満
  • Oracle VM VirtualBox 5.0.10 未満
  • Oracle Solaris 11.3

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、多数の #DB (別名 デバッグ) の例外を誘発されることで、サービス運用妨害 (ホスト OS のパニックまたはハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-156
オラクル シトリックス・システムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8104
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8104
更新履歴

  • [2015年11月17日]
      掲載
    [2016年01月15日]
      ベンダ情報:シトリックス・システムズ (CTX203879) を追加
    [2016年01月28日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - January 2016 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - January 2016) を追加
      ベンダ情報:オラクル (January 2016 Critical Patch Update Released) を追加
    [2016年07月27日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2016) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - July 2016 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (July 2016 Critical Patch Update Released) を追加