【活用ガイド】

JVNDB-2015-005934

Linux Kernel 用 Advanced Union Filesystem の aufs3-mmap.patch および aufs4-mmap.patch パッチにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel 用 Advanced Union Filesystem (aufs) の aufs3-mmap.patch および aufs4-mmap.patch パッチには、mm/madvise.c および mm/msync.c に関する処理に不備があるため、競合状態により、サービス運用妨害 (解放済みメモリの使用 (Use-after-free) およびバグ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.x
  • Linux Kernel 4.x

想定される影響

ローカルユーザにより、(1) madvise または (2) msync システムコールを介して、サービス運用妨害 (解放済みメモリの使用 (Use-after-free) およびバグ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7312
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7312
  2. 関連文書 : Re: concurrent msync triggers NULL pointer dereference
  3. 関連文書 : Re: CVE request: Use-after-free in Linux kernel with aufs mmap patch
更新履歴

  • [2015年11月17日]
      掲載

公表日2015/09/22
登録日2015/11/17
最終更新日2015/11/17