【活用ガイド】

JVNDB-2015-005931

Linux Kernel の fs/dcache.c 内の prepend_path 関数におけるコンテナ保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/dcache.c 内の prepend_path 関数は、bind マウント内部のリネームアクションを適切に処理しないため、コンテナ保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-254: Security Features (セキュリティ機能) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/254.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.2.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、ディレクトリをリネームされることで、コンテナ保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2925
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2925
更新履歴

  • [2015年11月17日]
      掲載