【活用ガイド】

JVNDB-2015-005902

SAP HANA Database における任意のコードを実行される脆弱性

概要

SAP HANA Database には、任意のコードを実行されるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を SAP Security Note 2165583 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


SAP
  • SAP HANA Database 1.00 SPS10 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、以下のメソッドへの TrexNet パケットを介して、任意のコードを実行されるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。

(1) fcopydir
(2) fmkdir
(3) frmdir
(4) getenv
(5) dumpenv
(6) fcopy
(7) fput
(8) fdel
(9) fmove
(10) fget
(11) fappend
(12) fdir
(13) getTraces
(14) kill
(15) pexec
(16) stop
(17) pythonexec
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SAP
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7828
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7828
  2. 関連文書 : Analyzing SAP Security Notes August 2015 Edition
  3. 関連文書 : SAP HANA TrexNet Command Execution
更新履歴

  • [2015年11月16日]
      掲載

公表日2015/08/11
登録日2015/11/16
最終更新日2015/11/16