【活用ガイド】

JVNDB-2015-005770

複数の Cisco セキュリティ アプライアンス上で稼動する AsyncOS におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco E メール セキュリティ アプライアンス (ESA)、コンテンツ セキュリティ管理アプライアンス (SMA)、および Web セキュリティ アプライアンス (WSA) デバイス上で稼動する AsyncOS には、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCus79774、CSCus79777、および CSCzv95795 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco AsyncOS 7.7.0-725 未満 (WSA)
  • Cisco AsyncOS 8.0.8-113 未満の 8.x (WSA)
  • Cisco AsyncOS 8.5.7-042 未満 (ESA)
  • Cisco AsyncOS 9.1.0-032 未満 (SMA)
  • Cisco AsyncOS 9.1.0-032 未満の 9.x (ESA)
  • Cisco AsyncOS 9.1.1-005 未満の 9.1.1 (SMA)
  • Cisco AsyncOS 9.1.1-023 未満の 9.1.x (ESA)
  • Cisco AsyncOS 9.5.0-025 未満の 9.5.x (SMA)
  • Cisco AsyncOS 9.5.x (ESA)
  • Cisco AsyncOS 9.6.0-042 未満の 9.6.x (ESA)
  • Cisco E メール セキュリティ アプライアンス (ESA)
  • Cisco Web セキュリティ アプライアンス (WSA)
  • Cisco コンテンツ セキュリティ管理アプライアンス (SMA)

想定される影響

第三者により、大量の TCP パケットを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6321
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6321
更新履歴

  • [2015年11月09日]
      掲載