【活用ガイド】

JVNDB-2015-005720

PolarSSL および ARM mbed TLS におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

PolarSSL および ARM mbed TLS (旧 PolarSSL) には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、影響を受けるバージョンが異なるため分割されました。
1.3.0 で取り込まれたセッションチケットの問題については CVE-2015-8036 を参照してください。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ARM Ltd.
  • ARM mbed TLS 1.3.14 未満の 1.3.x
  • ARM mbed TLS 2.1.2 未満の 2.x
ARM Ltd. (旧 Offspark)
  • PolarSSL 1.2.17 未満の 1.x

想定される影響

リモートの SSL サーバにより、ClientHello メッセージを作成する際、適切に処理されない Server Name Indication (SNI) 拡張の過度に長いホスト名を介して、サービス運用妨害 (クライアントクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ARM Ltd. (旧 Offspark)
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5291
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5291
  2. 関連文書 : CVE-2015-5291: remote heap corruption in ARM mbed TLS / PolarSSL
  3. 関連文書 : analysis of CVE-2015-5291
更新履歴

  • [2015年11月05日]
      掲載