【活用ガイド】

JVNDB-2015-005702

Xen におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen は、特定の pmu および profiling ハイパーコールのロギングの際、printk コンソールのメッセージ数を制限しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-19: Data Handling (データ処理) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/19.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 3.2.x から 4.6.x

想定される影響

ローカルゲストにより、以下の巧妙に細工されたハイパーコールのシーケンスを介してサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。

(1) common/xenoprof.c の do_xenoprof_op 関数で適切に処理されない HYPERCALL_xenoprof_op ハイパーコール
(2) arch/x86/cpu/vpmu.c の do_xenpmu_op 関数で適切に処理されない HYPERVISOR_xenpmu_op ハイパーコール
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-152
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7971
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7971
更新履歴

  • [2015年11月04日]
      掲載