【活用ガイド】

JVNDB-2015-005697

Xen におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen は、実装されていないハイパーコールをレポートする場合、printk のコンソールメッセージ数を制限しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.4.x
  • Xen 4.5.x
  • Xen 4.6.x

想定される影響

ローカルゲストにより、以下のハイパーコールのシーケンスを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。

(1) arch/arm/physdev.c の do_physdev_op 関数を適切に処理しない HYPERVISOR_physdev_op ハイパーコール
(2) arch/arm/hvm.c の do_hvm_op 関数を適切に処理しない HYPERVISOR_hvm_op ハイパーコール
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-146
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7813
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7813
更新履歴

  • [2015年11月04日]
      掲載