【活用ガイド】

JVNDB-2015-005636

OpenStack Image Service におけるストレージクォータを回避される脆弱性

概要

OpenStack Image Service (Glance) には、ストレージクォータを回避され、サービス運用妨害 (ディスクの消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-9623 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Image Registry and Delivery Service (Glance) 2014.2.4 未満
  • OpenStack Image Registry and Delivery Service (Glance) 2015.1.2 未満の 2015.1.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、処理中に失効するトークンを使用してアップロードされた画像を削除されることで、ストレージクォータを回避され、サービス運用妨害 (ディスクの消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5286
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5286
更新履歴

  • [2015年10月29日]
      掲載