【活用ガイド】

JVNDB-2015-005625

Polkit におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Polkit (旧 PolicyKit) には、"javascript のルール評価" に関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (メモリ破損および polkitd デーモンクラッシュ) 状態にされる、および権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • Polkit 0.113 未満
Novell
  • openSUSE 13.2
  • openSUSE 13.1

想定される影響

ローカルユーザにより、サービス運用妨害 (メモリ破損および polkitd デーモンクラッシュ) 状態にされる、および権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3256
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3256
更新履歴

  • [2015年10月29日]
      掲載