【活用ガイド】

JVNDB-2015-005376

Linux Kernel の drivers/net/slip/slhc.c の slhc_init 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/net/slip/slhc.c の slhc_init 関数は、特定のスロット番号が有効であることを確認しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.2.3 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された PPPIOCSMAXCID ioctl コールを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7799
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7799
更新履歴

  • [2015年10月20日]
      掲載