【活用ガイド】

JVNDB-2015-005375

Linux Kernel の IPC オブジェクトの実装における権限を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の IPC オブジェクトの実装には、msg.c、shm.c、および util.c に関する処理に不備があるため、競合状態により、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.2.3 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、初期化されていないデータに対する UID と GID の比較につながる ipc_addid コールを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7613
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7613
更新履歴

  • [2015年10月20日]
      掲載