【活用ガイド】

JVNDB-2015-005371

Linux Kernel の net/sctp/protocol.c の sctp_init 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/sctp/protocol.c の sctp_init 関数は、プロトコル初期化のステップに不正なシーケンスを持つため、サービス運用妨害 (パニックまたはメモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.2.3 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、すべてのステップが完了する前に SCTP ソケットを作成されることで、サービス運用妨害 (パニックまたはメモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5283
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5283
  2. 関連文書 : Patchwork [net] sctp: fix race on protocol/netns initialization
更新履歴

  • [2015年10月20日]
      掲載

公表日2015/10/03
登録日2015/10/20
最終更新日2015/10/20