【活用ガイド】

JVNDB-2015-005217

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 のブローカーの EditWith 機能における AppContainer 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 のブローカーの EditWith 機能には、AppContainer 保護メカニズムを回避され、権限を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 10)

想定される影響

第三者により、任意のアプリケーションの DelegateExecute の起動を介して、AppContainer 保護メカニズムを回避され、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-106
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-106
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6047
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6047
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年10月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0034
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-106,107,108,109,110,111)(2015年10月14日)
  5. 関連文書 : ZDI-15-522
更新履歴

  • [2015年10月15日]
      掲載

公表日2015/10/13
登録日2015/10/15
最終更新日2015/10/15