【活用ガイド】

JVNDB-2015-005013

複数の OS およびアプリケーション上で稼働する NVIDIA ディスプレイドライバにおける任意のカーネルメモリ領域に書き込まれる脆弱性

概要

複数の OS およびアプリケーション上で稼働する NVIDIA ディスプレイドライバには、任意のカーネルメモリ領域に書き込まれ、その結果、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


NVIDIA
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R304 304.128 未満 (Linux)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R340 340.93 未満 (Linux)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R340 341.81 未満 (Windows)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R352 352.41 未満 (Linux)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R352 352.46 未満 (NVIDIA GRID vGPU/vSGA)
  • NVIDIA GPU ディスプレイドライバ R352 353.82 未満 (Windows)

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された ioctl コールを介して、任意のカーネルメモリ領域に書き込まれ、その結果、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

NVIDIA ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5950
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5950
更新履歴

  • [2015年10月01日]
      掲載