【活用ガイド】

JVNDB-2015-004668

OpenStack Compute におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenStack Compute (nova) は、インスタンスが削除される際、マイグレーションプロセスを停止しないため、サービス運用妨害 (ディスク、ネットワーク、および他のリソースの消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Compute 2015.1.1 までの 2015.1
  • OpenStack Compute 2014.2.3 まで

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、インスタンスをリサイズされ、その後削除されることで、サービス運用妨害 (ディスク、ネットワーク、および他のリソースの消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3241
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3241
更新履歴

  • [2015年09月10日]
      掲載
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報：OpenStack (OSSA-2015-015: Nova instance migration process does not stop when instance is deleted) を追加
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2015:1898 ) を追加

公表日2015/09/03
登録日2015/09/10
最終更新日2015/10/30