【活用ガイド】

JVNDB-2015-004658

複数の Microsoft Windows 製品の Hyper-V におけるネットワークトラフィックの制限を回避される脆弱性

概要

Microsoft Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、および Windows 10 の Hyper-V は、ACL の設定を適切に処理しないため、ネットワークトラフィックの制限を回避される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Hyper-V のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性」と記載されています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 10 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 8.1 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、ネットワークトラフィックの制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-105
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-105
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2534
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2534
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年9月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0032
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-094,095,096,097,098,099,100,101,102,103,104,105)(2015年09月09日)
更新履歴

  • [2015年09月10日]
      掲載