【活用ガイド】

JVNDB-2015-004518

Linux Kernel の udp_recvmsg および udpv6_recvmsg 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の (1) udp_recvmsg および (2) udpv6_recvmsg 関数は、不適切な -EAGAIN の戻り値を返すため、サービス運用妨害 (EPOLLET epoll のアプリケーションの読み込み停止) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-5364 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.0.6 未満

想定される影響

第三者により、UDP パケット内の不正なチェックサムを介して、サービス運用妨害 (EPOLLET epoll のアプリケーションの読み込み停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5366
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5366
更新履歴

  • [2015年09月01日]
      掲載