【活用ガイド】

JVNDB-2015-004515

Linux Kernel の arch/x86/net/bpf_jit_comp.c の bpf_int_jit_compile 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/net/bpf_jit_comp.c の bpf_int_jit_compile 関数には、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.0.6 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、パケットフィルタを作成され、その後、JIT コンパイラによる遅延するコンバージェンスを誘発する巧妙に細工された BPF 命令をロードされることで、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード(CWE-17) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4700
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4700
更新履歴

  • [2015年09月01日]
      掲載