【活用ガイド】

JVNDB-2015-004509

Cisco ASR 1000 デバイス上で稼動する Cisco IOS XE におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco ASR 1000 デバイス上で稼動する Cisco IOS XE は、特定のファイアウォールおよび NAT コンポーネントによる Virtual Fragment Reassembly (VFR) の自動セットアップを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (エンベデッドサービスプロセッサ) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCtf87624、CSCte93229、CSCtd19103、および CSCti63623 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS XE 2.2 .1
  • Cisco IOS XE 2.2 .2
  • Cisco IOS XE 2.2 .3
  • Cisco IOS XE 3.1S .0
  • Cisco IOS XE 3.1S .1

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された IP パケットを介して、サービス運用妨害 (エンベデッドサービスプロセッサ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
  • Vulnerability Alert : 40690
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6273
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6273
更新履歴

  • [2015年09月01日]
      掲載