【活用ガイド】

JVNDB-2015-004500

Mozilla Firefox の CanvasRenderingContext2D の実装における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Mozilla Firefox の CanvasRenderingContext2D の実装には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-416: Use-after-free (解放済みメモリの使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/416.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 40.0.3 未満
  • Mozilla Firefox ESR 38.2.1 未満の 38.x

想定される影響

第三者により、リサイズイベントと CANVAS 要素の Cascading Style Sheets (CSS) のトークンシーケンスの変更との間に発生する不正な相互作用を利用されることで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2015-94
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2015-94
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4497
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4497
更新履歴

  • [2015年09月01日]
      掲載