【活用ガイド】

JVNDB-2015-004460

OpenBSD 以外のプラットフォーム上で稼動する OpenSSH の sshd の monitor.c 内の mm_answer_pam_free_ctx 関数における権限を取得される脆弱性

概要

OpenBSD 以外のプラットフォーム上で稼動する OpenSSH の sshd の monitor.c 内の mm_answer_pam_free_ctx 関数には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 7.0 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、想定外に早く MONITOR_REQ_PAM_FREE_CTX リクエストを送信する sshd の UID の制御を利用されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6564
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6564
更新履歴

  • [2015年08月28日]
      掲載