【活用ガイド】

JVNDB-2015-004361

Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェアの Unicast Reverse Path Forwarding の実装における uRPF の検証を回避される脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアの Unicast Reverse Path Forwarding (uRPF) の実装は、IP アドレスが内部インターフェースに属すが同時に ASA ルーティングテーブルにも存在するというケースにおいて誤った処理をするため、uRPF の検証を回避される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuv60724 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.3.3 (1.50)
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.3.3 (2.100)
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.4.1

想定される影響

第三者により、偽造されたパケットを介して、uRPF の検証を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
  • Vulnerability Alert : 40440
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4321
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4321
更新履歴

  • [2015年08月25日]
      掲載