【活用ガイド】

JVNDB-2015-004329

複数の EMC RSA BSAFE 製品における指紋ベースの証明書のブラックリスト保護メカニズムを破られる脆弱性

概要

複数の EMC RSA BSAFE 製品は、証明書データの特定の制限を処理しないため、指紋ベースの証明書ブラックリスト保護メカニズムを破られる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-8275 と同様の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


DELL EMC (旧 EMC Corporation)
  • RSA BSAFE Micro Edition Suite (MES) 4.0.8 未満の 4.0.x
  • RSA BSAFE Micro Edition Suite (MES) 4.1.3 未満の 4.1.x
  • RSA BSAFE Crypto-J 6.2 未満
  • RSA BSAFE SSL-C 2.8.9 およびそれ以前
  • RSA BSAFE SSL-J 6.2 未満
日立
  • Cosminexus Developer's Kit for Java(TM)
  • uCosminexus Application Server
  • uCosminexus Application Server -R
  • uCosminexus Client
  • uCosminexus Developer
  • uCosminexus Operator for Service Platform
  • uCosminexus Primary Server Base
  • uCosminexus Service Architect
  • uCosminexus Service Platform

本脆弱性の影響を受ける日立製品の詳細については、ベンダ情報 HS16-004 をご確認ください。
想定される影響

第三者により、証明書の署名されていない部分に巧妙に細工されたデータを含められることで、指紋ベースの証明書のブラックリスト保護メカニズムを破られる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

DELL EMC (旧 EMC Corporation) 日立
  • Hitachi Software Vulnerability Information : HS16-004
  • ソフトウェア製品セキュリティ情報 : HS16-004
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不正な証明書検証(CWE-295) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0534
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0534
  2. 関連文書 : ESA-2015-081: RSA BSAFE Micro Edition Suite, Crypto-C Micro Edition, Crypto-J, SSL-J and SSL-C Multiple Vulnerabilities
更新履歴

  • [2015年08月25日]
      掲載
    [2016年02月12日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (HS16-004) を追加