【活用ガイド】

JVNDB-2015-004188

Microsoft Internet Explorer 7 から 11 における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 7 から 11 には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「メモリ破損の脆弱性」と記載されています。

なお、本脆弱性への攻撃が 2015 年 8 月に観測されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 7
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 10)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-093
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-093
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2502
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2502
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Internet Explorer の脆弱性対策について(CVE-2015-2502)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0030
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-093)(2015年08月19日)
  5. CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog : CVE-2015-2502
更新履歴

  • [2015年08月20日]
      掲載
  • [2024年07月08日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      参考情報:CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog (CVE-2015-2502) を追加