【活用ガイド】

JVNDB-2015-004145

複数の Microsoft Office 製品における整数アンダーフローの脆弱性

概要

複数の Microsoft Office 製品には、整数アンダーフローの脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Office の整数のアンダーフローの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2007 SP3
  • Microsoft Office 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Office 2013 RT SP1
  • Microsoft Office 2013 SP1 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2013 SP1 (64 ビット版)
  • Microsoft Office for Mac 2011
  • Microsoft Word Viewer

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたドキュメントを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-081
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-081
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2470
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2470
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年8月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0028
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-079,080,081,082,083,084,085,086,087,088,089,090,091,092)(2015年08月12日)
更新履歴

  • [2015年08月19日]
      掲載