【活用ガイド】

JVNDB-2015-004111

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「メモリ破損の脆弱性」と記載されています。

本脆弱性は、CVE-2015-2442 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-079
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-079
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2444
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2444
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年8月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0028
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-079,080,081,082,083,084,085,086,087,088,089,090,091,092)(2015年08月12日)
更新履歴

  • [2015年08月17日]
      掲載