【活用ガイド】

JVNDB-2015-004015

GE Healthcare Optima MR360 におけるアクセス権を取得される脆弱性

概要

GE Healthcare Optima MR360 は、HIPAA の緊急ログインのプロシージャに対して認証を要求しないため、アクセス権を取得される脆弱性が存在します。

なお、非認証の緊急アクセスが製品の意図されたセキュリティポリシーの一部であり、システム管理者によって制御され、かつデフォルトでは有効になっていない場合、本件は脆弱性ではない (共通脆弱性識別子 CVE に該当しない) 可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム


GE Healthcare
  • Optima MR360 ファームウェア

想定される影響

物理的に端末の操作が可能なユーザにより、Emergency Login スクリーンの任意のユーザ名を介して、アクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GE Healthcare
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-5308
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-5308
  2. 関連文書 : Vulnerable Breasts And Brains? Cancer Scan Tech Has Terrible Password Security
更新履歴

  • [2015年08月06日]
      掲載