【活用ガイド】

JVNDB-2015-003919

Google Chrome で使用される Blink のクロスサイトスクリプティング監査機能における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Google Chrome で使用される Blink のクロスサイトスクリプティング監査機能 (XSS auditor) の core/html/parser/XSSAuditor.cpp の XSSAuditor::canonicalize 関数は、トランケーションポイントを適切に選択しないため、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 44.0.2403.89 未満

想定される影響

第三者により、不特定の線形時間 (linear-time) 攻撃を介して、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1285
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1285
更新履歴

  • [2015年07月27日]
      掲載
    [2015年09月03日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:1499) を追加