【活用ガイド】

JVNDB-2015-003917

Google Chrome などの製品で使用される Expat の XML_GetBuffer 関数における整数オーバーフローの脆弱性

概要

Google Chrome およびその他の製品で使用される Expat の XML_GetBuffer 関数には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-2716 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Expat
  • Expat 2.1.0 まで
Google
  • Google Chrome 44.0.2403.89 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された XML データを介して、サービス運用妨害 (ヒープベースのバッファオーバーフロー) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Expat Google レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1283
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1283
更新履歴

  • [2015年07月27日]
      掲載
    [2015年09月03日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:1499) を追加