【活用ガイド】

JVNDB-2015-003625

複数の Microsoft Word および Office 製品における任意のコードを実行される脆弱性

概要

複数の Microsoft Word 製品、Office 2010、および Office for Mac 2011 には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Office for Mac 2011
  • Microsoft Word 2007 SP3
  • Microsoft Word 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Word 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Word 2013 SP1 (32 ビット版)
  • Microsoft Word 2013 SP1 (64 ビット版)
  • Microsoft Word 2013 RT SP1
  • Microsoft Word Viewer

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Office ドキュメントを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-070
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-070
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2379
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2379
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年7月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0025
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-058,065,066,067,068,069,070,071,072,073,074,075,076,077)(2015年07月15日)
更新履歴

  • [2015年07月16日]
      掲載